最初に飾り糸を縦に置き、両端をテープで止めます。
次に黒糸を橋を中に巻き込むように巻きます。
3から4巻き出てる部分をカッターで切ります。
飾り糸を手前にして両方の糸を3回程度同時に巻きます。
手前の飾り糸を黒の下からだし固定します。
次に黒のみを3回ほど巻き、飾り糸をカッターで切断します。
写真のような補助糸を巻き込んでいきます。
補助糸の穴に通し、黒糸を引っ張ったまま補助糸を引っ張ります。
黒糸を1mm程残して切断します。
補助糸を引っ張り糸を中に入れ込みます。
反対側の飾り糸に補助糸をセットします。
補助糸を巻き込みながら3から5回巻きます。
補助糸を引っ張り2cm程度残して切断します。
補助糸を引っ張り出てきた糸を根元から切断して完成です。
取り付けたガイドの数だけ巻いて下さい。
エポキシは注射器を使い 1:1 に混ぜ合わします。
B剤の硬化剤が少しでも多いと軟化不良となるので注意が必要です。
B剤が少ないとコーティングが固く仕上がります。
10:9.5 の気持ちで混ぜ合わせると良いでしょう。
分量も大事ですが、混ぜ合わせも大事です。
しつこい程度に混ぜ合わしてください。
私の場合混ざったと認識してからもう1分混ぜるようにしています。
エポキシコーティングは2度塗りが基本です。
一度目は少し薄く塗れば良いでしょう。
8時間後2回目を塗るのですが、その際は気持ちたっぷり塗って下さい。
エポキシを塗った最後にアルコールランプで少し炙ります。
目的は気泡を飛ばすこと。
熱を加えることでハケムラを無くすことです。
熱を加えるのとそうでないのとは、仕上がりに大差が出ます。
ライター等を使用しないのは、ススが付く危険性が有るからです。
ガイドの数だけコーティングしてください。
以下は私が作成した手元の一例です。
完成は以下のようになります。
まず、手元のチュブラーにリールシートを
取り付けます。
リールシートは大手の販売店で手にはいります。
私のお薦めは、大阪のマタギです。
ここにはバスロッド、餌木、ジギング等の、
ロッド部品が多数揃っています。
少し敷居の高い店ですが、当ホームページを見て来店した旨を言って下さい。
快く対応してくれるでしょう。
気軽に相談して下さい。
岡野さんが対応してくれるはずです。
私は内径15mmのバス用リールシートを使用します。
リールシートをチューブラーに取り付けるときには隙間が有りますので、
大きさを調整します。
チューブラーに適当な糸を巻いて調整していきます。
その際、糸の最初と最後で糸を巻き込まないで下さい。
どちらかが太くなり、曲がって取り付けてしまします。
瞬間接着剤で止めてスタートし最終も接着剤を使用します。
ほんの少し隙間が空いている程度が良いでしょう。
エポキシボンドの30分軟化型が使いやすいでしょう。
リング等を入れ込む場合も糸を使用します。
糸には販売店で、特大、大、中、小、極細等色々な種類が有ります。
安価ですので、いくつか揃えておくと便利です。
次にEVAを取り付けていきます。
EVAは整形して販売している物と、一本物が有ります。
一本ものは成形していきます。
ドリルで片方を固定し、ドリルで回転させながら成形していきます。
耐水ペーパーの100番で荒削りしていき、最終に400番を使用します。
EVAはスポンジの堅い様な物ですので、成形は簡単にできます。
自分の好みの形に成形して下さい。
リングはマタギで1mm単位で取り揃えて有るので隙間の無いものを選んで下さい。
どうしても隙間が出来る場合は、ミシン糸で調整して下さい。
バスロット風ですので、セパレイトにします。
もう一つリングとEVAを取り付け、最後に尻栓を取り付けて終了です。
文章では分かりにくいので、写真を多く入れました。
写真をじっくり見て、イメージして下さい。
竿作りに一番大切な事は美しく作るということです。
私の主張は 「穂先は必ず折れる」 のです。
気に入ったものが有れば市販の穂先がベストと
考えます。
テーパーの出し方は難しく、同じものを作って
フィールドで使用するとやはり機械ではないので、どうしてもどこか違うのです。
逆に、元竿は自分にフィットしたものを作る必要が有ると考えます。
元竿は人により好みが千差万別です。
手が大きい人、小さいひと。
手尻が短いのが好みな人、ヒジにかけるのいで長いのが好みな人。
ガイド多いのが好きな人。
元竿が柔らかいものが好きな人。
等々、様々なニーズやウォンツが有ります。
元竿に関しては、自分好みを究極まで追求し、
世界に一つしかない自分の竿を追求してほしいと考えます。
では具体的に説明していきます。
まず全体の長さを決めることから始めます。
私の場合、穂先の長さは共通で55cmと決めています。
元竿の長さは全長で150cm程度にしたいので約1mほどです。
通常私の竿にはズーム機能をつけるのですが、少し難しいので今回はつけません。
折を見て説明していきたいと考えます。
まず、長さを決めるのと同時につなぎ目の決定です。
私のお気に入りの穂先は黒鯛工房兼松モデルですので、口径は2.9mmです。
好きな穂先の口径を計り、それに合わせておくことは重要と考えます。
折れた際に市販穂先が使用できるからです。
穂先は市販。
元竿は自作でも可と考えています。
メーカー側はいやがると思いますが、穂先の購入だけでも可能なのですから、
それもまた有りでしょう。
市販のチューブラーで4mm 4.5mm 5mm 6mm は販売しているのを見かけましたが、それ以外のものはまず手に入らないでしょう。
メーカーの穂先は通常中途半端なミリ数となって
います。
2.7mm 2.9mm 4.3mm 4.6mm 5.1mm などです。
これらに対応するにはドリルが必要です。
通常ホームセンターには偶数のミリ数しか置いていませんが、別注で対応できます。
注文すれば必ず有ります。
500円程度ですので入手してください。
ドリルには鉄用、木工用等有りますが、必ずステンレス用を使用してください。
手順は以下の通りです。
1. チューブラーの太い方からドリルの先端を差し込みます。
2. ドリルの先端が止まったところから4cmのところで切断します。
3. 先端をやすりで平らにします。
4. 先端から自分の設計した長さにカットします。
5. 先端から4cmまでにミシン糸の90番程度で
巻いていきます。
( 糸の巻き方については下記詳細をご覧下さい )
6. 巻いた糸の上から粘度の低い瞬間接着剤を
染みこますように2回塗ります。
7. その上を2000番の耐水ペーパーで
平らにします。
8. ドリルを先端から正回転で差し込んで
いきます。
※4cm部分は必ずドリルを差し込んで
ください。
以上で完成です。
5番の行程で糸を巻くときには、
以下の手順で行ってください。
1. 糸を巻き付けながら4回程度巻いてください。
2. 出ている糸を切ります。
3. そのまま3cm程間隔を開けずに巻いていきます。重ならないよう注意が必要です。
4. 色の違う60番程度の糸をわっか状(補助糸)にして進行方向に巻き付けます。
5. 1cm程巻いたところでわっかに糸を通します。
6. 輪っかを縮めてゆきます。
7. 1mm程残してカッターで切断します。
8. 補助糸の両端を持って一気に引き抜きます。
以上で糸の両端が内部に隠れるわけです。
バスロッド風にするために手元を2ピースにします。
そのため逆テーパーのパーツを差し込みます。
まず、余ったチューブラーの太い側に主のチューブラーの太い側を差し込みます。
止まったところで余ったチューブラーの部分を切断します。
最後に手元の部分の長さを調整してください。
がたつく部分には糸を巻いて調整して下してください。
エポキシボンドを固定部分に塗り固めて完成です。
※ エポキシボンドはホームセンターで販売している、
30分軟化型が使いやすいと思います。
塗装については穂先作りのコーナーで触れましたが、
私がベストと考える塗料は、有限会社ゼスト社のウレタンエナメルです。
カシューや車用のエナメルでもかまいませんが、
カシューは乾くのに時間がかかりすぎますし、
車用のエナメル塗装では曲がりに耐えられません。
1〜2年の使用でよければ何でもよいのですが...
ゼスト社のエナメルは乾きも比較的早く、曲がり(モーメント)にも対応しています。
竿メーカーにも納品しているそうです。
透明を併用して使用すると光沢のある最高のものが作ることが可能です。
主材、硬化剤の比率が 10:1 ですので、正確に計る工夫が必要です。
また薄め液を使用し、ハケで塗りやすい粘度にする必要が有ります。
以下の要領で行ってください。
1. 黒を主材硬化剤を 10:1 の比率で正確に混ぜ合わしてください。
2. 薄め液を加え、ハケで塗りやすい粘度に調整してください。
3. 必要な部分に黒を2〜3回塗り重ねます。
4. 同じ要領で透明を作り3〜5回塗り重ねます。
5. 耐水ペーパーの2000番で綺麗に磨きます。
6. 最後にコンパウンドで磨きあげます。
以上でできあがりです。
コンパウンドは、株式会社ナガシマ の極細目がベストです。
釣具店で購入可能です。
穂先を削るにあたって先ず選んでいただきたいのがソリッドの素材です。
ソリッドというのはグラスやカーボンで作られている中身が詰まったもので、
チューブラーと区別されているものです。
ソリッドにはグラス系ソリッドとカーボン系ソリッドが有りますが、
かかり釣に使用するのは通常グラス系ソリッドです。
特徴として折れにくく、粘りが出るのが特徴です。
釣具店にかかり釣用として販売されているものはグラスのものが殆どです。
次にグラス系ソリッドには私が知る限り3種類有ります。
(1) 通常のグラスソリッド → サクラ (桜井釣漁具)以外から発売されているもの
(2) 硬質ソリッド → サクラから販売されているもの。
(3) 超硬質ソリッド → 生島氏から販売されているもの。
サクラから販売されている硬質ソリッドは大型販売店なら手に入るでしょう。
生島氏から販売している超硬質ソリッドは、大型販売店で相談してください。
私のお勧めは、入手し易さ、金額から考えて2番です。
次にソリッドの長さや太さを決める必要が有ります。
表示には 先径・長さ・元径 の3つが表示してあるので、
目安にすると良いでしょう。
自分の元竿の先端にソリッドの先(細い方)から差し込み、フィットした部分にマジックで印をつけ、そこから10センチ程度のところでカットしてください。
ソリッドを手で回して削ることは不可能です。
必ずドリルを使用する必要が有ります。
ドリルはあまり回転数が大きいものは避けてください。
勢いよく回転するものにペーパーをかけると熱でソリッドが曲がる恐れが有るからです。
ソリッド削りのポイントは2つ
a : テーパーを付けること
b : 元竿に入るよう調整すること
必ずaから先に行って下さい。
bを先にするとドリルに差し込むところを手作業で削るため、
ドリルの回転がぶれる恐れが有ります。
ソリッドの元をドリルに差し込み強く締めた後、
耐水ペーパーで水を付けながら削って行きます。
最初は100番で荒削りし、400番で整え、1000番で最終処理です。
では、コツは?
と言われると、実は経験しかないのです。
私は200本以上削ってますが、いまだに一回一回が勉強です。
1号の重りをつけて10センチ曲がるとか、7対3調子とか、
ファーストテーパーとか言いますが、なかなか上手くいかないのが現実です。
試行錯誤しながら削りこんでください。
私からのアドバイスは2つ
(1) ガイドを付けると柔らかくなること。
イメージより少し固めにしておいてください。
(2) 柔らかくしたい部分の手前を削ること。
柔らかくしたい部分を削り込むと、ペラペラになるだけで、柔らかくなりません。
手前を削る事で、テーパーが付きイメージ通りになるでしょう。
b : 次にソリッドをチューブラーに入るよう削れば完成です。
この作業はドリルでは出来ないので、カッターナイフで
少しずつ削るのが簡単にできると思います。
最後に400番の耐水ペーパーで表面を綺麗にすると
良いでしょう。
塗装には,色々な溶剤がありますが、主に使われている
溶剤は、合成漆かウレタンでは、無いでしょうか。
私が思うに5〜10年使用するのであればウレタンがベストでしょう。
1年程度で有れば販売しているスプレー式の溶剤で十分です。
私が使用する溶剤は静岡県の (有)ゼスト社 から販売している物を使用しています。
主剤、硬化剤の割合が10対1のもので収縮性に優れ、耐水性も抜群な釣り用品には
もってこいの溶剤です。
ただ、通常では販売していませんし値段も高価で、おまけに扱いも難しい溶剤です。
今回はホームセンターのウレタンスプレーで作成する
ことにします。
ソリッドを先端30pまでをコピー用紙等で保護し、
スプレーを30pほど離した状態で回転させさながら
噴射していきます。
1度塗れたら乾かした後、もう1度塗ってください。
その後クリアーのウレタン材で3回同じように
噴射しながら塗ってください。
クリアーを塗るのは光沢を出すためで、黒1色を塗った時よりも深みのある
豪華な色を出すことが可能になります。
次に先端30pの所の色付けです。
まず、ガイドを取り付ける部分にセロテープを巻いて
いきます。
通常30pに対して8個ほどガイドを取り付けますので、
気に入った場所に8ヶ所セロテープを巻いて行く事に
なります。
次に黒く塗った部分をコピー用紙等で保護し、
先端部分を蛍光色の赤や橙ななどの蛍光色でスプレーしていきます。
スプレーは2回程度で十分でしょう。
はけ塗りの場合下着に白を塗るのですが、スプレーで塗る場合下着の白は不要です。
ソリッド部分にガイドを取り付けていくのですが、原則が二つあります。
1つは、先端からガイドのリングの大きさを
少しづつ大きくしていく事です。
先端に1.5ミリガイドを付けた場合、
最初の4つは1.5ミリで、そのあとは2ミリを3つ、
その後3ミリを2個という具合です。
2つ目はガイドの間隔です。
少しづづ間隔を広げて取り付けて下さい。
間隔は今ある穂先を参考にして下さい。
ガイド取付の際、ガイドにゼリー状の瞬間接着剤を付け、
先端部分はミシン糸等の50番〜90番で巻くと良いでしょう。
巻き終えた後瞬間接着剤の液体で、糸の部分を濡らす程度に補強してください。
最終は黒の溶剤で色塗りしてください。
エポキシコーティングの際、
必ず専用の回転機を使用してください。
この溶剤は、硬化速度が遅いため、
回転機を使用しないと下に垂れて、
せっかくの今までの努力が水の泡となります。
薄く2回塗りがベストです。
絶対に厚塗りは避けてください。
エポキシは 1:1 の混ぜ合わせが殆どですが、
絶対にB剤 (硬化剤) を多く入れないでください。
ほんの少しでも多いと、硬化しません。
扱いには神経を集中してください。
最後にソリッドが元竿の接続部分に
キッチリ合うか?
エポキシがガイドのリング部分に
垂れていないか?
全体の曲がりは大丈夫か?
等をチェックして下さい。
穂先は折れるものです。
あまり神経質にならず、気に入らない部分をメモしておき、
次回に役立てるような気持ちで、何本も作成することが、上達していく早道です。
出来上がりが上手くいかなくても、何度か繰り返しチャレンジしてください。
私のチヌ釣歴は約20年程ですが、
思えば何時から竿を作成したかは、
覚えが曖昧です。
恐らく、チヌ釣りを始めてから2〜3年後
には穂先を造っていた様に思います。
作成本数も数えてはいないので、
正確にはわかりませんが、穂先で200本。
元竿で100本以上作っていると思います。
完成品で、それぐらいですから、
失敗して廃棄したものも同数ぐらいは
あると思います。
手作り竿の作成の動機は一言で言うと
『かっこがよかったから』 です。
当時手作りの竿を2〜3本は
購入していました。
しかし、手尻が長かったり、穂先の調子が 『イマイチ』 だったりと、
気に入った覚えが有りませんでした。
『見よう見まね』 で作っては見たものの、今から思えば酷いものでした。
それから20年。
釣り雑誌の 『手作りコーナー』 や、『竿づくりビデオ』、
富士工業の竿の 『リフォーム術』、等様々なものを参考に、
今ではようやく人様に自慢できるまでになりました。
竿に塗る溶剤や、ガイドを巻く糸も様々です。
糸の巻き方も工夫が必要です。
竿づくりを要約すると、
如何に美しく仕上げるかです。
醜く作成するなら誰にでも出来ます。
モチベーションを維持するために、
如何に早く作るかも重要だと思っています。
また、私は 「管理釣り場」 のイワナや、
餌木釣りも好きで竿も自作しています。
餌木のブランクスはジャストエースやマタギ等で
揃うのですが、渓流や管理釣り場のミノー用は
気に入るものが有りません。
そこで中古のロットを安く購入してリニューアルをかけています。
竿づくりを習得することで 「かかり釣竿」 作成以外でも以下の事も出来るのです。
かかりの手作りチヌ竿作成のスキルは、色々な分野の竿にも応用が利きます。
是非習得されては如何ですが?
かかりのチヌ竿を大きく分けると、和風と洋風に分かれます。
和風は竹や磨ぎ出し技法を使うのが特徴です。
洋風はエナメル塗りやEVA、コルクを使うのが特徴です。
私の最近のお気に入りは洋風のズームロッドです。
ズームロッドの作成は少し難しいので、洋風の普通ロッドを紹介したいと
考えています。
以下のスケジュールで一連の作業を説明して行きたいと思いますので、
一緒に作成されてはいかがですか?
※ 尚、掲載予定は、多少変更する場合がありますのでご諒承下さい。
1. グラスチューブラーの削り方。
2. 穂先の塗装。
3. ガイドの巻き方。
4. エポキシコーティング。
5. 最終仕上げ。
1. 口径を穂先に合わせる。
2. 元竿の5重コーティング。
1. リールシートの選び方。
2. EVAの加工の仕方。
3. リングの選び方。
4. それぞれの接着の仕方。
5. 尻栓の仕方。
1. ガイドの大きさの選び方。
2. ガイドの個数。
3. 糸の巻き方。(飾り糸を含む)
4. 3回エポキシコーティングの仕方。